紫陽花

ヴィスコンティ監督の 『ベニスに死す』 のシーンで、
ホテルのロビーに、たくさんの紫陽花の鉢植えが飾られていたのを思い出す。
”耽美” という言葉が、あまりにもふさわしい映像、
そして、マーラーのアダージョ。
ビョルン・アンデルセン演じる ”タッジオ” は、
原作ではこんな風に書かれている・・・
“青白く優雅にうちとけない顔は蜂蜜色の髪にとりかこまれ、
鼻は額からまっすぐ通り、口元は愛らしく、
優しい神々しい真面目さがあって、ギリシア最盛期の彫刻作品を思わせた”
まさに、アンデルセンそのものを表現しているよう。。。

by bluemillefeuille
| 2010-06-28 20:24
| flower