待雪草: snow drop
スノードロップ・・・"雪の耳飾り"。
何年も前に買ったターシャ・チューダーの写真集で、この花を知り、
さまざまな言い伝えを持つ、可憐な花にとても惹かれました。
* アダムとイブがエデンの園から追放された時、降りしきる雪の中、
絶望するイブを慰めるため、天使がひとひらの雪に息を吹きかけ、
それが地に落ちて花となり、「必ず春が来る」という希望を与えたそうです。
そのことから、スノードロップの花言葉は「希望、慰め」。
* ドイツの言い伝えによると、神様が世界を創ったときに、
雪にはなんの色もついておらず、花たちのもとを訪れて、
色を分けてほしいと頼みましたが、どの花にも断られ、
唯一、スノードロップだけが、自分の花の色を分け与えました。
雪は感謝の印に、スノードロップに春一番の花を咲かせる栄光を約束したそうです。
そして、和名の待雪草(マツユキソウ)・・・
雪が解け、春が来るのを待ちわびる花。
どちらも素敵なネーミングだと思いませんか?
ターシャは日々、花たちの神秘な生命力に、
体も心も包まれていたのでしょうね。
《ターシャ・チューダのお茶会 ~夢と魔法の時間~》 feb 21・27, 2010
*2枚目の写真は、momomiさんのブログ、「photo life」からお借りしました。
by bluemillefeuille
| 2010-02-04 10:07
| flower